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吊り裏毛
「ゆっくり」だからフワリやわらか
- 生地を編むのに職人の熟練した技や経験が必要な吊り機。生産効率が低い為、工場は世界的にもごくわずか。そのひとつが和歌山にあります。大量生産には背を向け、伝統を守り、貴重な吊り機を稼働させています。時間をかけて編まれた生地は、糸に余計な力がかからない、強制的に巻き取ることもしない。だから、ふんわりとやわらかな仕上がり。まるで手編みのような温もり、独特の風合い、そしてその特性を長期間保ち続けるのです。手間と時間をかけて作り上げたものを、ずっと大切に着ていただけるよう思いを込めてお届けいたします。
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帆布
ほんの少しの傷も無駄にしないアップサイクル
- 国内の帆布生産シェア約70%の岡山県倉敷市にあるタケヤリ工場。今もなお変わらず、熟練の職人の手により紡がれた糸で丁寧に織られています。その帆布生地の中には、稀に糸が飛んでしまうことや傷が入ってしまうこともあります。それだけで引受先がつかず廃棄処分されてしまうことがあるのです。たった少しの傷を無駄にしないアップサイクルを目指し社会貢献にも力を入れるタケヤリ工場のご協力により、“Play ground × TAKEYARI”のコラボレーションが実現しました。「糸飛びや傷は一つの個性」「この世でたった一つのモノ」。このコンセプトのもと上質な帆布ならではの風合いと、目が詰まっていて丈夫、水漏れしにくいのに通気性に優れたバッグが完成しました。 タケヤリ工場WEBサイト
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コーヒー染め
廃棄される珈琲豆の粉砕を染料にリサイクル
- 喫茶店が日本最多といわれる大阪府。府内の染工場の近隣にも多くの喫茶店があり、珈琲の消費も少なくありません。提供時に出る珈琲豆の粉砕やチャフは焼却処分となり、その際に大量の二酸化炭素が排出されてしまいます。私たちは大量に出る珈琲豆の粉砕やチャフをできるだけ回収し、染料としてのリサイクルに努めました。珈琲で染め上げたTシャツは草木染めならではの優しい色合いがあり、そしてほんのりとコーヒーの香りがします。私たちはこれからもリサイクルに力を入れて、二酸化炭素排出の削減を目指します。(チャフとはコーヒー豆の焙煎時に廃棄処分される薄皮カスのこと) 福井プレスWEBサイト
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革
土へ還る革、そして使い込むほどに艶が出る革
- 「植物タンニンなめし」は、廃棄時に有害物質を発生させず、無害のまま土に還ります。植物由来の成分であるタンニンを使い、完成まで1ヶ月以上の期間を要しますが、品質と環境への優しさを兼ね備え、使い込むほどに艶が出て経年変化を楽しむことが出来ます。現在、国内ではその伝統的な製造工程にこだわる工場は数えるほどしかありません。その一つである“株式会社山口”とのコラボレーションにより、土へ還る革を使用したバッグが誕生しました。(現在のなめしの主流は、化学成分であるクロムを使用して短時間で仕上げる「クロムなめし」です。しかし、クロムなめしの革は金属物質を含むためアレルギーの原因や環境への影響が懸念されています。) 株式会社山口WEBサイト
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ILLUST
Pisfactory
一人多役デジタル画家、古き良き時代の音楽と映画
カバーアートに影響を受け脱力系からレトロ系まで様々なタッチデジタルイラストを製作。
イラスト以外にもグラフィック作品も手がける。 Pisfactory pisfactory_basement